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ドビュッシー作曲『牧神の午後へのプレリュード』

『ロード・オブ・ザ・リング』観終わりました!
長かった…
やっぱ最後は切ないね~。
それぞれの旅立ち。。
平和になったけど、それは別れの始まりで…
これからはみんなそれぞれ幸せになれますようにと祈りをこめて…
でもこのDVDも何度か(と言っても2~3回くらいだけど)観たけど、観るたびに新たな発見があります。
もう見逃していることはないだろうか…

それはともかく…
昨日のN響アワーはエマニュエル・ヴィヨームさんの指揮でフランス物。。
中でもやっぱドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲(プレリュード)』は、いいです!




ちょっと眠かったので、寝転んで目を閉じて聴いていました。
午後のまどろみ…そんな音楽がまるで霧状になったかのようにスーッと耳から頭の中へ染み渡ってきます。
神話に出てくる牧神パンはお酒と女好きの半人半獣の神様。
その姿を描いた絵画が思い浮かぶような音楽。
この曲を初めて聴いたのは高校の時でしたが、それまでもピアノ曲のドビュッシーの音楽を聴いたり弾いたりしたことはありましたが、ピアノの音だけでは感じられなかったもの…
この曲を聴いた時に、アール・ヌーボーの色が見えたような気がしました。
ドビュッシーとラヴェルはフランス近代の中でも印象派と言われていますが、本人たちはその言葉が気に入らなくて、特にドビュッシーは自らの音楽のことを象徴主義と言っていました。
この音楽も、一見ぼやけているようですが、音楽をぼやかしている一枚のベールを剥ぐと、その下には物凄くハッキリとした輪郭を持つ、色彩鮮やかでハッキリとした輪郭を持つ絵がありそうな気がします。
そしてこの音楽はフルートのソロで始まりますが、これまでフルート言えば管楽器の中でも優等生ってイメージがありましたが、こういう旋律をこんなに気だるく妖艶に奏でることが出来るんだって目から鱗が落ちました。
それまでの音楽なら、こういうフレーズはオーボエ辺りに任していたことでしょう。
同じドビュッシーのフルートソロの曲に『Syrinx』という曲がありますが、これも同時期、高校の音楽の先生のお一人がフルート専攻の方で、何かの授業中の時に吹いてくださったの聴いたのが初めてでしたが、やっぱこの不気味で妖しげな音楽は高校生の耳にはまだちょっと怖くもあり、それでいて忘れられない何かを植えつけられた感じでしたが、何故か魅かれる音楽です。
思えばあの頃からフランス近代…ドビュッシーの音楽にハマっていったきっかけになったかもしれません。



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コメント

ドビュッシー自身が、自分のことを象徴主義といっていたとは、とても興味深いです。フルートソロの曲の『Syrinx』という曲を聞きますと、わたしの場合、頭に思い浮かんだ映像は、宮本武蔵が、吉岡道場一問と、修学院一乗寺の河原の決戦の前夜、月明かりに照らされたススキの原は、風に揺られ大きく波打つ。これから行われるであろう決戦を予感したかのような笛の音が聞こえるっていう感じの場面が浮かびます。

投稿: ぺんち | 2008年5月20日 (火曜日) 23時38分

 karaokeぺんちさんへnote
ドビュッシーは音楽評論もよくやっていましたので、そういう文献が数多く残っています。
もし興味がおありでしたら音楽の友社からもいくつか出ていますが、『ドビュッシィ~印象主義と象徴主義』という本も興味深いですよ。
私は宮本武蔵のことはよくわかりませんがcoldsweats01、アジア文化に感化されたドビュッシーは好んで、日本の陽音階に近い5音音階などを使っていたことを考えれば、そういうイメージを持たれるのもうなずける気がします。

投稿: a-sha | 2008年5月21日 (水曜日) 03時46分

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